コンパイルとは

 コンパイル方式に関する用語を説明していきます。下記の書籍を参考にしています。

 

栢木厚『基本情報技術者教室』(技術評論社、2021年)

 

 コンパイルとは、原始プログラムから目的プログラム(オブジェクトモジュール)を生成することであり、字句解析、構文解析、意味解析、最適化、コード生成を行います。

 リンクとは、複数の目的プログラムから、1つのオブジェクトモジュール(実行可能プログラム)を生成することです。

 アプリケーションの「実行中」、必要となったモジュールを、OSによって連携する方式のことを「動的リンキング」と言います。「静的リンキング」は、事前に複数のプログラムをリンクしておく方式です。

 「ロード」とは、アプリケーションの実行に先立って、ロードモジュールを主記憶に読み込むことです。

 開発に使用しているものとは異なる機種で、実行可能な目的プログラムを生成するソフトウェアを「クロスコンパイラ」と言います。エミュレータとは、特定のハードウェアやソフトウェアを、本来の仕様とは異なる動作環境で擬似的に実行させるためのハードウェアやソフトウェアのことです。「emulate」は「真似する」という意味を示します。