ネットワークの仕組み
「プロトコル」とは何だという疑問から、ネットワークの仕組みの1部をまとめてみました。あくまでもアバウトな解釈であるため、ここから説明することで間違えている内容があればご指摘いただけるとありがたいです。まずだいたいのイメージを掴むために、紹介する各用語の親子構造を僕なりに文字の大きさで示してみました。
インターネット(環境)
World Wide Web(技術)
ハイパーテキスト(文書)
ハイパーリンク(参照)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロトコル(ルール)
TCP(ルールの1種)
IP(ルールの1種)
HTTP(ルールの1種)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
IPアドレス(インターネット上の住所)
DNS(分かりやすくする技術)
URL(分かりやすくなった住所)
ドメイン(分かりやすくなった住所の1部)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
厳密にはこんな親子構造ではありませんが、だいたいこんなイメージでいいかなと思っています。では以下の手順でそれぞれを説明してみたいと思います。
1. webとは
まずインターネットとは、世界中のコンピュータや情報機器がお互いに接続された「環境」のことです。この環境の中で使われている技術こそがWorld Wide Webという「技術」です。
略してWebという技術は、コンピュータを使って文書と文書を結びつける仕組みのことです。このHTMLで記述された文書のことを「ハイパーテキスト」と言います。そしてこのハイパーテキストの中に埋め込まれるリンクのことを「ハイパーリンク」と言います。
2. プロトコルとは
このネットワークのに接続された機器同士に定められた通信の「ルール」のことを「プロトコル」と言います。このプロトコルの種類の中にHTTP通信やTCP/IPなどがあります。
このプロトコルの種類は4つの階層構造に分けて分類できます。最も上の層である、アプリケーションごとのやりとりを規定するものの1つにHTTPがあります。そしてそれよりも下の層にあり、インターネット通信で中心的な役割を果たすのがTCPとIPです。
HTTPについては下記の記事で詳しく説明しています。
3. DNSとは
上記で示したHTTP通信によってクライアントとサーバー間で通信ができます。この際、サーバーを特定するために使われるインターネット上の住所のことを「IPアドレス」と言います。
そしてこのIPアドレスを、人間が覚えやすい文字列に変換したもののことをドメインと言います。ドメインは「○○.com」の部分を指します。
さらにドメインを含んだ「https://www.○○.com」のようなもののことを「URL」と言います。
この時にドメインをIPアドレスに変換する仕組みのことを「DNS」と言います。
またサーバーを特定する際はIPアドレスだけでなくポート番号も用いられます。マンションに例えるとIPアドレスは住所の番地までであり、ポート番号は部屋番号だと言えます。
以上です。あくまでも僕自身の頭を整理するためにまとめてみました。理解を深めてもう少しわかりやすく説明できそうになったらまた新しく記事にまとめたいと思います。